2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

11

結局大学は、やりたいことと違うという理由と、やっぱりまだ太っている自分を見せたくない気持ちが強くて、行けなくなってしまって、途中で辞めた。でも大学を辞めて気づく事は本当に多かった。人生についてすごーくいっぱい考える時間ができた。死にたいっ…

10

でもそんな時でも、趣味はあった。実は部長がずっとAAAっていうグループが好きだってこと聞いてたから、興味本位で曲を聴くことはしていた。そしたら結構ハマってしまって。過食して死にたい死にたいいいながらも、夜はAAAの動画見たりとかしていた。唯一の…

この頃は学校には殆ど行ってなかった。もう65kgまで太った体。誰にも見られたくなかった。勉強なんて全くできなかった状態だったから、大学は高2までの成績で推薦で決めたのだけど、正直大学を選んだのは拒食期の時で、食べ物のことで頭いっぱいの時期で……自…

何も分かってくれない先生や、治りきったと信じてるお母さんや、自分の惨めさや、色んなことにただただイライラした。そのイライラは更なる過食に繋がった。毎日3000kcalを超える食事。お金はいつもピンチ。ある日は冷蔵庫を空っぽにしたほどだ。とにかく止…

体重はみるみる増えていった。お母さんにも隠れて食べていることがバレるほどに増えていった。食べることが止まらなくなった。病院でまた体重測定した時は、40kgまで増えていた。先生も、「もう安心ですね」しか言わなかった。お母さんも心配はしていたけど…

それから数日、お母さんの出すヘルシーメニューを頑張って食べた。当時、1日500kcalの基準を定めていた自分にとってはかなり辛かった。体重が増えてるかどうか気になって気になって仕方なかった。その生活は1週間も持たなかった。1週間後あたり。耐えられな…

とある日のこと、拒食症という言葉を知った。それまでも聴いた事はあったけど、物理的に、食べたら吐いちゃうみたいな、胃の弱い人のことだと思っていた。しかし現実は全く違うのだ。自分に当てはまる項目がいくつかあって、不安になってYahoo知恵袋で質問し…

高2の終わり頃、体重は40kgほど。いろんな悩みがあること、部活が忙しいこと、それは多くの人が気づいていたから、悩んで痩せてるんじゃないかと心配された。別にそういう訳では無い、ただただ痩せたかった。減っていく体重だけがわたしを元気づけていた。そ…

高2の秋の頃、体重は順調に落ちて45kgほどだった。周りからも痩せたねって言われるようになってきた。その頃からますます色んな悩みが増えてきた。部活の人間関係、受験、強くなる痩せ願望。そんな時の相談相手は常に部長だった。部長は凄い人だった。みんな…

でも幸せの中にいると、変化にも気づきにくいものだ。そう、わたしの根本的なものは何も変わってない。周りが変化したところで、自分の根本的なものは何も変わらない。それに気づくのが遅すぎた。自分の中の自分の知らない所でついていた傷は、気づかないう…

これはわたしが高校生になってからの話_高校1年生、高校は公立の自称進学校。一応独自入試だったけど、そこまでって感じの、微妙な位置。頭もそこそこ。良くも悪くも無く、平凡な人間。それがわたしだ。でも、高校1年生の生活は本当に楽しかった。要するに高…