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結局大学は、やりたいことと違うという理由と、やっぱりまだ太っている自分を見せたくない気持ちが強くて、行けなくなってしまって、途中で辞めた。


でも大学を辞めて気づく事は本当に多かった。


人生についてすごーくいっぱい考える時間ができた。


死にたいって思う事はまだまだあるけど、

他人はまだ信じれないけど、

食べ物の話や体型の話一つ一つにまだ敏感になっちゃうけど、

それでも、前より全然いい。


何より人に優しくなれた。


摂食障害はほぼ治らない。

不知の病と言われる。

これから先も治ることはないのかもしれない、まだ普通に3食なんて全然できないけど、摂食になったおかげで知る事は多かった。


Twitterで病み垢的なものを作って呟いていた時、本当に色んな人と繋がって、色んなことを知れた。


まず、人の相談に乗ることが増えた。

死にたかったけど、死ぬことをやめたわたし。わたしにしかできないアドバイスはあると思った。

何人かの子を救うことができた。

色んな人から感謝してもらえるようになった。

それはわたしの自信に繋がった。


そして摂食の人の気持ちは摂食にしか分からない。

拒食症はただ食べれないんじゃない。太ることの恐怖や、吐かずにはいられない気持ち。それは摂食になった人にしか絶対わからない。

過食の恐怖や罪悪感なんて尚更だ。


わたしは元からの嘔吐恐怖症があり、非嘔吐過食タイプだったけど、カショオ(過食嘔吐)の人とかのことも良く知れるようになった。


摂食は今、日本ですごく増えてる。

ダイエット番組が増え、モデルさんはみんな細いし、ダイエットしてないって女の子の方が少ないくらい、ダイエット文化が広がってる。


ダイエットは本当に危険。

いくらポジティブに考えても、やっぱり摂食にはなりたくないもん。今すぐにでも治したいもん。


1人でも多くの人に摂食の恐怖を知って欲しい。

ダイエット文化なんて、直ちにやめてほしい。


それがわたしの切実な願い。


未だにダイエットする人は心に1枚壁を置いてしまう。

本当に、ダイエットなんてしないで、痩せないで、誰かが少しでも痩せるだけで怖くなる。

どうか同じ道を歩まないで。


健康的に、不健康なダイエットがこの世からなくなりますように。


摂食障害がこの世からなくなりますように。


わたしはこれからもその為に生きていく。

世の中の摂食の子達に希望を与えたい。

その為に努力する。



そして日高さんに、一生かけて感謝を伝えていく。

部長にも同じく、感謝を伝えて行きたい。

(因みに部長とは今でも頻繁に会って一緒にAAAのライブに行っています)


わたしにはまだまだ未来がある。

やりたいこといっぱいある。

まだ、死ぬのは早いなと、思った。